あこがれのコーラル




歳も50になるとふと若い頃のことを思い出したりする。最近はLPをかけたりしているから余計だ。

さて私がオーディオ機器をはじめて買ってもらったのが中3の1973年である。試聴なんかしてもどのスピーカーがいいのかさっぱりわからなかった。そこで雑誌の評価を参考に、定評あるダイヤトーンのDS-251に決めたのである。ところがこれがキンキンの音で大失敗だった。しかもエアサスで低音が重く、最低の選択だったと思う。しかし、そういうことがわかったのも買ってからだいぶ時間が経ってからだった。

さて、今の私だったら当時のスピーカーの何を買うだろうか。当時は予算の制限もあり、高価な商品は買えない。当時でも無理をすれば何とかなったであろうモデルがコレだ。BETA-10プラスBL-25である。

中高音は荒いが、きっと痛快な音がしたに違いなかろうと思う。今となっては聴くことも叶わず、想像力を膨らませるしかない。これを選定するだけの見識は当然当時は持ち合わせているはずはなかった。



長岡さんも後から出たBL-20Dは絶賛していたが、BL-25の記事は知らない。後年TW付きのBL-25Dが出たが、この機種に関しても長岡さんの記事を読んだ記憶がない。BHの設計者としてCORALのユニットも箱もあまり評価していなかった印象がある。ちなみにBHの製作記事にもちっともCORALのユニットを使っていない。

CORAL BL-20D

CORAL BL-25D

BL-20D、BL-25Dは今見ても実に魅力的だ。こういうのが今もし新品であれば猛烈に食指が動くに違いない。

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