「オーケストラ再生のオーディオ」のサイトにようこそ【2006年6月3日開設】



このところ数年、書店でオーディオ雑誌を買ったことがない。新たに機器を購入する予定は全くないので、動機がないのである。しかし、オーディオ雑誌をぼんやり眺めるのは大好きだ。とくにステレオサウンド誌は写真が美しい。眺めるだけで癒し効果があってストレス解消にいい。ちょうど女性がファッション雑誌を眺めるような感じだろうか。

同誌には、菅野沖彦氏の「レコード演奏家訪問」という企画があった。取材を受ける人は例外なく金にあかせた高価な機器をそろえている。菅野氏によると再生音で合格点の域にあるのは半数くらいなのだそうだ。そうした金満マニアのリスニングルームは、若いころならともかく、今ではうらやましいは思わない。むしろこの人たちには負けないよという自負も強いと思う。自分とはあまり接点のない世界だが、そんな企画も菅野氏が高齢化するに及んで終了してしまった。そのせいか最近のステサン誌は華がないように感じる。

加えて、ステサン誌にも時代の流れによる退潮を感じる。なによりも馴染みの評論家の数が減った。だいぶ前に山中氏が物故、近年は朝沼氏や上杉氏も亡くなり、菅野氏も引退状態にある。菅野氏の発言はカッコよかったし、文章もうまかった。上杉氏は発言がワンパターンだったが、誠実そうな感じがよかった。現執筆陣は馴染みの少ない人が増えたし、だいぶ高齢化している。いよいよ読みどころが減ってしまったのである。

この先、オーディオという趣味はどうなるのだろうか。オーディオはアンプ・スピーカーともほぼ進歩が止まっている。買い換えても音が良くなるとは限らない。加えてオーディオ・フェア会場に来るのは中高年のオッサンばかりだ。中高年は私を含めてそう新陳代謝が活発なわけではない。またヤフオクでは結構な出物が入手可能で、リサイクルは逆に活発化するものと思われる。業界はまちがいなく縮むだろうし、いよいよマイナーな趣味に落ちこんでいくに違いないが、死に絶えることもないだろう。お金を使わずにしたたかに楽しむ趣味になったのだと思う。

以前はマッキントッシュの45kgもあるプリメインアンプを使用していたが、今の私の駆動系はプリアンプ兼DACとSICMOSFETパワーアンプと合計で10kgいかない。人前でオーディオマニアというのもはばかられる。でもそれで十分な音が出せるのである。オーディオは適切に機器を選定する限り、あまりお金のかからない趣味となった。個人的に現在買っているCDもアマゾンの激安中古ばかりだ。今はそうした時代なのだ。

メインSP
VICTOR SX-V7-M

マンション6畳でオーケストラ再生に取り組んでいる。6畳の伝送特性は優秀なのである。再生音の音量は小さめだが、シルキーで枯れた弦とピラミッド・バランスの低音が特徴。通常のステレオに、パッシブ・サブウーファーによる超低音、TAKET-BAT1による超高音、スーパー・ステレオ・プロセッサーによるサラウンドを加えてある。サラウンド効果はごく自然で、ステージ感がよく出る。6畳だが、広いリスニングルームと比べて引けをとらない(と自分では思っている)。

いずれにせよ、自分の部屋はマンション6畳である。こじんまりとした居心地のよさ、冷暖房の効きやすさ、掃除のしやすさなどはメリットと言っていい。長辺づかいでSPとの距離は3m取れる。この空間で5ウェイホーンシステム・マルチアンプ駆動は答えではないに違いない。JBL・TANNOYの大型SPも部屋に合わない。一般的なトールボーイかブックシェルフが答えであろう。それでも自作SPを含めて、実にたくさんの選択肢があったわけだ。なぜこのSPを選んだのか。

VICTORのSX-V7は決して最高の名器の定評があるわけではない。しかし、ルックスは風格があり、気に入っている。ミッドレンジとウーファーのクロスは520Hz。クロスが低い割にはウーファーの口径は20cmと小さい。大音量には向かないが、音は軽めで、駆動しやすい。6畳でも十分使えるに違いない。しかも価格も手ごろだ。1999年に最後の1ペアの店頭展示品をペア\260,000で入手できた。今となってはこの価格でこんなSPは買えない。もちろん自作品では到底勝ち目はないだろう。ハイエンド・オーディオはこのSPで十分可能だと思っている。

わがオーディオはこのスピーカーを使いこなして可能性を引き出すことにある。使い始めは大味な音だった。CDPやアンプ、電源やケーブルのレベルが低かったころは、きつい音だった。今では鳴らし込みを経て、生に近い甘さを感じさせる音を再生する。自分の家のオトが最高、などと言う気は毛頭ないが、かといってどこの家のオトを聴かせてもらっても、いまさら驚かない。この20年、SPはほとんど進化していない。SPは末永く付き合うことが、ほかのSPと差をつける大きなポイントなのだ。

オケ再生はフロア型SPに限る


方式

ユニット定格


インピーダンス
定格入力(EIAJ)
最大入力(EIAJ)
周波数特性
クロスオーバー周波数
出力音圧レベル
最大外形寸法

重量
3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・
トールボーイ型・防磁型(EIAJ)
低域用:20.0cmコーン型
中域用:6.5cmドーム型
高域用:3.5cmドーム型

45W
180W
35Hz〜30kHz
530Hz、4kHz
88.5dB/W/m
幅298×高さ880×奥行309mm
(ターミナル、サランボード含む)
23kg
VICTOR SX-V7-M ウーファー/スコーカー/トゥーター

とは言え、フルレンジも聴きたいのが本音!
 VICTOR SX-V7-M

      

200V電源を導入・・・(2016/5/12)

    








中村製作所の絶縁トランス NSIT-1000plus はずっと100V仕様で使ってきたが、これは購入当時自分の部屋には200Vコンセントがなかっただけに過ぎない。エアコンはエアコン専用コンセントにつながっていて、子機なので100V仕様だった。購入当時、エアコン専用コンセントを200Vに改造して、絶縁トランスは200V仕様を入手すべきだったが、200Vでも100Vでも大差なかろう、と安易に考えてしまったわけである。

過日、同社のサイトを見ると「供給電圧を200Vにすると、屋内配線の導体断面積を2倍にした場合と同等の効果があり、屋内配線の抵抗分に起因する電源電圧変動や波形歪みを半減させられます。このため、再生音の瞬発力と量感が強化され、より開放的でスケール感のある音質が得られるようになります」・・・とあった。知らんかった(泣)これはどうしても200Vを入れるしかない。

そこでエアコンのコンセントを200Vに改造することにした。オーディオをエアコンのコンセントから取って、エアコンは100Vコンセントから取ればいいわけだ。エアコンは子機だから大電流が流れるわけではない。

200V電源はいろいろ調べてみたが、配電盤内の親ブレーカーから子ブレーカーに黒・白で来ている配線を黒・赤にすればいいだけのようである。もちろん壁コンセントとプラグを200Vに変更する必要がある。壁コンセントはパナソニックのWN1932、プラグはWF5324を使う。さすがに量産されているだけあって安い。両方ともホームセンターで数百円で手に入る。住居の電気工事を終えてから、トランスを改造に出した。4日ほどで戻ってきた。

電源電圧が2倍になっただけで、低音は軽くハイスピードになり、変化の大きさに戸惑った。FEシリーズがΣタイプになった感じである。HiFiとしては間違いなく改善している。しかし、私の好みからすると再生音は少々明る過ぎる感じなので、ケーブルを使って調整した。バランスは同傾向でも、音のエネルギー感は以前と異なる。やはり200Vのほうがホンモノだ。

なお、知人の指摘によると、ケーブルによる電力損失はケーブルの抵抗×電流の2乗だから、電圧を2倍にして電流を1/2にすれば電力損失は1/4になる。 100V電源を200V電源にすれば電力損失は1/4となり、それはケーブルの導体断面積を4倍にしたことと等価で、2倍ではない、ということである。二乗で効くということだ。

      

FOSTEX F120Aを入手・・・(2016/4/17)

    






左の密閉箱が過日ヤフオクにペアで出品されていた。箱のサイズを見て驚いた。我が家のSX-V7の天板のサイズだからだ。まるでそのために設計したかのようだ。即決40000円だったが、即落札。F120Aはかねてから注目してきたユニットである。使用1年半ということだから、かえってエージングも進んでいて好都合ではないか。

届いたので、早速つないで聴いてみた。エンクロージャーの仕上げはゴージャス。端子も奢ってある。外見はチープな感じは全くない。そして期待通りの素晴らしい音である。密閉型なので、もしかしたら音が詰まっているかも知れない、その時はドリルで息抜き穴でもあけるか、と思っていたが杞憂だった。

音が詰まるのは、コーン紙が薄くて軽いユニットであり、このユニットはコーン紙が重めで丈夫、そういうことはないようだ。むしろ密閉のため、パワーも入り、音もクセがない。サイズも測ったようにぴったりである。ちなみにこのサブ・ウーファーとパラで鳴らしているので、低音不足は皆無。音質は堂々たるフロア型スピーカーの貫禄だ。

といっても、分割振動で音を出しているので、フルレンジ特有のメリハリ感はある。クラシックの弦を聴くとやっぱり歪感はあって、ともすれば辛いこともある。しかし、そういうデメリットを相殺してあまりあるのは、ネットワークがないため、散乱するような高性能フルレンジ特有の音だ。長岡さんのバックロードホーンとも共通する。この音はどんなフルレンジでも出るわけではない。

調べて驚いたのは、F120Aは1992年に発売以来、価格改定を繰り返しながらも、モデルチェンジなく、24年後の現在も現役であることだ(『オーディオの足跡』参照)。こういう製品はちょっと思い当たらない。地味ではあるが、静かにファンやメーカー関係者の間で支持されてきたのだろう。1992年当時のフォステクスのユニットはすべて生産完了だと思われるが、このユニットだけは、当時から現在でも通用する実力を持っていたことになる。

実際聴いても、いわゆるフォステクスらしい明るいだけの音ではない。落ち着いてよくコントロールされた音だが、といって単なるアダルトサウンドではなく、フルレンジ特有の瞬発力も併せ持つ。フォステクスの歴代最高の一作であることは間違いないと思う。

      

トランス式アッテネーターを導入・・・(2016/4/5)

    
SIC-MOSFETアンプにアップデートしてからは、プリアンプを使用せず、DAC(カプリース)のラインアンプを使用してきた。シンプルで具合はいいのだが、ネット記事によると、このラインアンプはあまり音質が良くないらしい。そこで、SNSで知り合ったM氏にお願いして、トランス式式アッテネータを製作していただいた。出力を2系統とし、ひと回り大きいケースを使用。トランスを極厚アルミ板にしっかりマウントした上でシャーシに取り付けたため音質がかなり改善した、とのことである。

プリアンプは相応の高級機でないと、アッテネータに敵わない。また、抵抗式アッテネータは絞る度合いによって音質も変化するらしい。そこでトランス式が廉価で効果も見込めると判断した。

使用後は明らかに音の鮮度が上がり、ドームミッドのトランジェントも向上、極めて満足できるサウンドとなった。ウェスタンの555Aが欲しいとは今後とも思わないだろう。

      

FPGAでつくったFMチューナーを導入・・・(2014/12/1)

    

基板だけでは心もとないので、アクリル板で上下を囲う。
このアクリル板も林氏が頒布しておられる。




FPGA(英: field-programmable gate array)は、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路である。 現場でプログラム可能であることから、このように呼ばれている。集積回路の製造では、受注に関わらずあらかじめ大量に素子を作り込んだ半完成状態までのウエハーを製造して在庫として保有しておき、顧客からの注文によって配線が決定され、マスタスライスの上層として金属配線層を追加構築することで半導体製品として完成させる。言ってみれば、多用途のパッケージ・プログラムをカスタマイズする感覚だ。

FPGAでつくったFMチューナーがネットで話題になっている。たいへんS/N比のよいハイエンドな音がするそうだ。一番ユニークなのは、高周波のFM信号をRFのままデジタル化し、それをまたデジタルで復調していること。光ケーブルでデジタル出力する。

幸い我が家のDACはTOSの角型プラグが使えて、セレクターで切り替えが効く。FMチューナーがCDトランスポータの感覚で使えるというわけだ。

ただし、このチューナーは受信1局が基本である。私にしたらFM放送はNHKしか聴くに値しないと思っている。NHKでも余計なおしゃべりは極力減らして欲しいのだ。民放FMのディスクジョッキーなど論外である。あれはAM放送の代わりに聴くものだと思っている。したがって1局受信で何ら差し支えない。選局機能は私にとって、オーバースペック以外のなにものでもないのである。

そこで、私もFPGAのFMチューナーにアップデートすることにした。FM放送も地デジ並みの音質で受信できる。FMを聴く時間が飛躍的に増えた。我が家のDACは同軸とTOSがリモコン一発で切り替えられるので、CDを聴くときも、今FMで何をやってるか、ちらちらチェックしながら聴いている。

追記
Softbankモバイルルーター101SIを購入するとモバイルバッテリーSIKAB1が付属でついてくる。ちなみに容量は4380mAhと、大容量とは言えないが、これでFPGAチューナーをバッテリー駆動している。充電を始めると、FPGAチューナーへの給電が自動的に切れるので、便利だ。充電ケーブルをつなぎっぱなしにして、リモートSWでオンオフすればよい。ACアダプターより断然音質はいい。(2015/2/18)

      

SIC-MOSFETアンプにアップデート・・・(2014/9/28)

      






アンプ作りの達人である、知人のNさんにSIC-MOSFETアンプを製作していただいた。SIC-MOSFETはロームが開発した新素子で、電源用の半導体である。現在はPNPタイプしか発売されていないが、NさんがNPNと同じ働きの反転回路を工夫されたとのことである。Nさんによれば、従来のトランジスターは基本的に「半導」体で、電子の移動に抵抗が多く、真空管の中のように電子がすっ飛んでいけるわけではない。SIC-MOSはこの意味で、真空管に近く、聴感上たいへんトランジェントが良い、とのご説明だった。

届いたアンプは、出力は50W×2と十分、マッキンと比べれば、驚くほどコンパクトで軽量だ。音はマッキンのMA7000を凌駕するが、傾向はよく似ている、というのが第一印象。それからするとマッキンはけっこう健闘していたということになる。

マッキンのMA7000ははじめトランジスタ臭い音がして我慢できず、よほど処分しようかと思ったが、3ヶ月ほどしてやっとトランジスタ臭さが取れたものだった。それでも硬さはわずかに残っていた感じがする。

それからすればSIC-MOSFETアンプは最初からこなれた音で、クセが感じられず、始めから快調に鳴っている。そのうえ透明感も明らかに一段上である。中高音は真空管アンプ、低音はソリッドステートアンプ、とでも言えばいいのだろうか。歪の多いフルレンジSPでも耳あたりが良く聴こえる。トランジェントが良いせいだと思う。

追記
このアンプは当初電源部だけがSIC-MOSFETではなかったが、後日製作者のNさんに電源部もSICMOSダイオードのオールSICMOSアンプに改造いただいた。併せてリレーも台湾製からパナソニック製に交換しており、ディテールの再生が飛躍的に向上した。(2015/2/5)

Nさんから「フタを取ったらいいよ」ということで、フタを取ったが、確かに音離れが向上する。しかし、ホコリも入るし、感電の危険性もある。そこで仕切り板すれすれにしてある。手前はBATONE。(2015/7/1)

      

カナレ L-5C2VS 同軸ケーブルにアップデート・・・(2014/5/16)

      




私がオーディオ装置で一貫してこだわってきたのは、いかにアナログっぽい自然な音を出すか、ということである。市販のオーディオ用ケーブルはどれもエッジの立った音で、使いたくない。経験的に工業用のケーブルがアナログっぽい自然な音を出す、というのがわかってきた。工業用ケーブルは市販の8Nケーブルのようなつくられた繊細感はない。ザラッとしている。それがむしろ生っぽいのである。個人的には、市販のオーディオケーブルの意義をほとんど認めていないのだ。

デジタルケーブルは工業用のベルデンの1694Aを長い間使ってきた。1695Aや7731Aに一時変えたこともあったが、また逆戻りしている。やっぱり、ベルデンの1694Aがうちの装置には一番合うんだな、と思ってきた。

カナレのこの製品は工業用同軸ケーブルだが、被服が柔らかく、富士電線のラバロンという黒色のキャブタイヤに似ている。そして音も同傾向なのだ。太く甘くまろやかで、断然気に入った。それに特筆すべきは低音の厚みだ。アンプフラットでまるでラウドネスを入れたような厚みが感じられる。

私が理想とするのは、英国のVITAVOXのような陰影のある音である。必ずしもHi-Fiとは言えない。それがこの工業用の同軸ケーブルから出るのだ。他のデジタルケーブルとは全く違う音である。長い間使ってきたベルデンもここに来てお蔵入り決定である。"プロケーブル"のサイトで説いている工業用ケーブルは賛成だが、ベルデン以外にも使えるケーブルはある。決してベルデンだけが解ではない。

デジタルケーブル遍歴も長かったが、今回こそは打ち止めになることだろう。

      

DACをFedelix Capriceにアップデート・・・(2012/4/20)

      
DACをInfranoise DAC-1からFedelix Caprice em editionにアップデートした。

DAC-1はほぼ6年お世話になった。素晴らしいDACだと思う。素直で生を彷彿させる音でありながら、古い録音もうまく鳴らす音楽性を備えていて、特に不満はなかった。しかし、強いて言えばもう少し中高音の解像力があってもいい。それに6年も使ったのだから、そろそろアップデートして新しい可能性に挑戦したほうがいいのではないか。

Capriceはこの要望を満たす機種で、DAC-1の良さはそのままで、中高音の解像力のみが少し向上する。しかし、この効果は侮れない。古い録音が新しい録音のように爽快に鳴る。中高音が分割振動のフルレンジを鳴らしたりすると、アナログ出力のトランジェントが良いせいか、刺激音が激減する。

Capriceは電源ケーブル直出し、DACとしてはバランス出力のみ、と共感できない仕様である。それで購入を見合わせてきたのだが、em editionという限定版はブラックフェースで一応電源ケーブル交換可能である。尻尾みたいにソケットをぶら下げているのは反則という気がするが、市販品をこんなふうに改造してしまうと一切下取りや転売ができなくなってしまう。通常品より7000円高かったが、この際やむを得ない。

em editionは電源オンのLEDが赤色点灯で、青色点灯のオリジナルと雰囲気が異なる。好みの問題だと思うが、高級感があって悪くない。またBNCコネクターも1系統ついている(オリジナルはRCA2系統)。

      

DDコンバーターをAurorasound hiFace Professionalにアップデート・・・(2012/3/28)

      




DDコンバーターをオンキョーのND-S1からAurorasound hiFace Professionalにアップデートした。音はオンキョーのND-S1を軽く凌駕する。ただし本格的なCDトランスポートにはかなわない。

電気的にはM2TECHのhiFaceと同じだが、心許ないUSB直挿しから、確実な接続が可能な独立型に変更された。M2TECHのhiFaceはUSBジャックがもげてしまいそうで、見るからに不安だった。頑丈そうなダイキャスト・ケースもオーディオ的に評価できるものである。USBケーブルを選ぶという楽しみも加わった。
BusPower-Proという別置きのUSB電源を導入した。電源の質がよくなると、一様に低音が力強く、押し出しがよくなる。これはSICMOS-FETアンプや、フォノイコ、FMチューナーで何度か経験してきたが、共通している。パソコンの音はかなりCDトランスポートに肉薄したが、まだトランスポートのほうが上である。(2015/5/26)

BSチューナー内蔵モニターを追加・・・(2010/11/25)






I/Oデータ社のLCD-DTV223XBEという液晶ディスプレイを追加した。

地上デジタル・BSデジタルチューナー内蔵のフルHD対応21.5型が29800円で入手できたので、購入した。この画質・音質で3万円しないのだから恐れ入る。国内製造業はさぞかしたいへんだろうなと思わざるを得ない。

ヘッドフォン端子からオーディオに繋げているが、さすがデジタル、音質はFMよりはるかに優秀だ。ふだんはオーディオの別音源で音を出しながら、画像をながめるだけである。内蔵スピーカーはオンキョー製だとかで、アナウンスの声を聞く限り、結構なクォリティである。

フロントにサラウンドSPを追加・・・(2010/9/19)






サイド・リアに加えてフロントSPを追加した。当方のやり方はダイナベクターのスーパーステレオ・プロセッサーSS-adp2の出力を単にパラでフロント・サイド・リアと駆動するだけである。レベルはすべて同じだが、十分実用になる。ただし、メインSPのF特に干渉するのは避けられない。どうしても中高音が勝った音になる。そこでマッキントッシュのプリメインアンプに付属している5バンド・イコライザーの出番となる。フロントSPのユニットはFE83Enだが、エージングが進むとメインSPとフロントSPがうまく溶け合った感じになり、ステージの奥行き感が断然よりよく出るようになった。このSPキャビはヤフオクで3,480円で落札したが、よくできている。


グランカッサの「ドーン」がほぼコンサートホールのバランスで押し寄せる


オケの曲は林立するコントラバスに加えて、曲によってはグランカッサ(大太鼓)が大活躍する。分厚い低音に支えられたピラミッド・サウンドだ。オケの再生という立場で市販のオーディオ装置を聴いた場合、バランスは大きく狂っているとしか言いようがない。どうしてCDにはああいう腰高の音しか入ってないのだろうかと思う。

しかし、これはやむを得ない。オケのバランスそのままでCDをつくると、低音ばかりのCDになってしまい、明瞭度という点で大きく聴き劣りするからである。CDを市販するとなると、どんな装置で聴かれるかわかったものではない。ミニコンポ・カーステ・ヘッドホンなどでもきちんと鳴らなくてはならないわけだ。再生側の最大公約数でバランスを取った音作りになるのはある意味当然である。オケの録音を過不足なく再生しようと思えば、サブ・ウーファーを使って低音を補うしかないわけだ。たとえ高価なSPでもサブ・ウーファーなしではオケの音がまるで物足りない。

スーパー・ウーファー(パッシブ)
このパッシブ・サブウーファーは
筆者の自作品の最高作のひとつ
      

CDは非可聴領域を創生して再生すべし。ハーモネーターは必ずしも要らない

      
TAKET-BAT1を購入して、メイン・スピーカーとパラで鳴らしている。20kHz以上はアンプの残留ノイズを再生しているに過ぎない。これでも音は一変する。もちろんローカットしきれてない可聴領域もほんのわずかであるが鳴っている。アコースティック・ハーモネーターを買わずともこの方式で結構いける。たまたまSPケーブルを交換した折に結線を忘れていた。何か物足らないなぁ、と思っていると、結線を忘れているのを発見、結線しなおしたところ、元の音に戻った。非可聴領域のスーパーTWなんて、どうせ聴こえないのだし、あってもなくても大差なかろう、と思ってしまいがちだが、あるとないでは大違いだ。音が2ランクはアップする感じである。ペア3万ほどで手にいれたのだが、たいへんな優れものである。できるだけマイルドな音のケーブルをつかっておとなしい高音を出すのが、非可聴領域のスーパーTWの使いこなしのコツと考える。


コンサートには積極的に通って再生音を日ごろからチェックしている


6畳でも個室が確保できており、広くはないが、まずまず快適である。6畳に究極のハイエンド機器を導入するのは疑問である。値頃感のある機器を巧みに使いこなすのが賢明と考える。オーディオはお金をかけたらいい、というものでもない。使いこなしのセンスがポイントなのだ。

◆オーディオという趣味のアプローチは大別して2つあって、

@つねに最新の機器に更新していく新しいもの好き路線
A特定の機器に愛着を持って10年20年と使い込む使いこなし路線


@の路線だと常にある種の劣等感に悩ませられるものであるが、Aの路線はある種のやすらぎがあるものである。それは手持ちの機器を肯定し、手持ちの機器をに愛着を持ち、その能力を目一杯引き出すという路線だからだろう。

最新の機器でなくても、その使いこなしのセンスに個性と味わいを見出すことができる。要は最新の機器との比較をやめ、優劣でものを考えるのを止めるということだ。

このサイトの路線はもちろんAである。

とは言えオーディオ機器はある程度はアップデートが必要だ。よく名曲喫茶やジャズ喫茶などで、全ての機器がみんなかびが生えてると感じることがある。こういったレトロ路線とは距離を置きたい。

◆個人的には感度の良い、音離れの良い音が理想である。そのため長年バックロード・ホーンを使っていた。しかし、フルレンジのバックロード・ホーンではどうしても弦の音が粗くなる。今はフルレンジから足を洗った。オーケストラ再生で最も大切なことは弦の音がきつくなく、シルキーな音が楽しめることである。とくにいかなるソロ・ヴァイオリンの録音もノコギリにならずに楽しむには、フルレンジでは無理と思う。

弦の音と音離れの良さの究極の両立はやっぱり難しいのが実情である。弦の音を第一優先にすると、音離れの良さにはある程度目をつぶらざるを得ない。ネットワークを通したウーファーのシステムを使うことになるのだ。

◆ではチャンネル・デバイダーをつかってマルチ・アンプにしたらどうなのか。同じ投資額では、マルチ・アンプはネットワークを越えられないと考える。マルチ・アンプは経済的な制約がない人がやるべきなのだ。個人的にはプリアンプとメインアンプの間にチャンネル・デバイダーが入ってケーブルがのたくっているありさまを想像すると、引いてしまう。プリメインアンプ1台ですっきり決めたいところだ。最少の機器でシンプルにまとめたシステムが複雑なシステムよりは結局有利なのである。

個人的にはホール1階10列目中央の音がベスト。


マスタークロック交換によってCDでもSACDに迫る解像力が得られる

      
AA誌をながめていて、サウンドデン社にCDPのマスタークロック交換してもらうことを思い立った。インフラノイズの外部クロックは筐体とケーブルばっかり増えるので、気が進まなかった。サウンドデンの方はCDPを送って基板を交換してもらうので、筐体は増えない。
マスタークロックを交換した当初は思いのほかハードな音である。しかし、エージングで落ち着く。DAC-1とマスタークロック交換によってCDでもSACDに迫る解像力が得られるのは素晴らしい。ピアノの音に断然差が出る。


6畳間ではセンターラック式に限る。SP間隔1m。もちろん長辺使い

      
SX-V7は下手に鳴らすと嫌な音を出す。決して美音系のSPではない。しかし、現在は十分満足のいく美音を引き出せていると自負している。ウーファーの制動はやや甘めだが、SICMOSFETアンプで十全にドライブできている。。
 センターラック  

      

マンション住まいはノイズが多い。電源対策はぜひやるべきだ

      
2007年12月8日、中村製作所のアイソレーション・トランスを導入した。1000VAのトランス本体のほかに、100VAもしくは50VAの小トランスを3個まで増設できる。同社に問い合わせたところ、CDトランス ポートとDAC用に計2個増設するように奨められた。こうすればデジタル・アナログが完全分離できる。キャンペーン中とのことで、増設2個は3万円のアップですみ、計155,000円だった。トランスを使うとどの録音も鮮度が上がる。モノラル時代の音がステレオ時代の音と遜色ない感じになり、明らかに品位が向上するのである。私のように古い録音を聴く音楽ファンには絶対オススメのアイテムだ。

      

弦の再生は余分な音を取って素直過ぎるくらい素直な音にするべし

      
逸品館のメタル・シート

過日同社HPで見つけて、よさそうなので早速購入、試してみた。人工大理石のオーディオ・ボードは使用せず、METAL-SHEET/1.4をCDのトランスポートの下に敷いて、アースを取った。1.4mmというと頼りなさそうだが、予想していたよりは重く、しっかりしている。低音のもやもや感が後退し、低音の押し出しがはっきりするし、中高音も品位が向上する。効果は大きく、投資額1万弱なら申し分のないところだ。今はプリメインアンプにも使っている。

弦の音は素直すぎるくらいに素直になり、昔は硬い音に閉口したセルやムラヴィンスキーの録音も楽しめるようになった。

もちろん、インシュレーターも併用している。


Goldring 1012GXを導入・・・(2009/3/31)












悪いカートリッジはないのだと感じる。好みの違いがあるだけのようだ

トーレンスのTD190-2 /TP19に付属のカートリッジはOrtofonのOMB10というバルク品である。ローコストながらなかなかいいのだが、やや高域が粗く、大味だ。ジャズには不満はないが、クラシックの弦はしんどい。フルレンジみたいな音と言えばいいだろうか。

カートリッジは交換可能なので、ネットで選択肢を探してみた。このプレーヤーにMCカートリッジを持ってきて、トランスやヘッドアンプを使うのはバランスが悪い。コスパの良いMMが正解だろう。しかしOMB10と大差ないのなら、交換の意味がない。その意味で3万円までのMMが対象となる。Goldringというイギリスメーカーの1012GXという商品がよさそうなので、これに決めた。レビューには繊細な柔らかい音と書かれていた。

交換後の音は期待通りだった。ただ思いのほかOrtofonのOMB10は良かったなというのが実感だ。付属カートリッジとしてはベストの選択ではないか。Goldringはもちろんトータルでは上回っているが、OMB10はバリバリと鳴りがよく、Goldringにない良さがあるのも事実だ。

今回交換してわかったのだが、トーレンスのプレーヤーは機種専用シェルを使う。外形は一般シェルと大差ない。カートリッジを付け替えて楽しむ商品コンセプトではないようだ。もちろんそれで全然差し支えない。私はカートリッジを変えて楽しもうといった趣味はないからだ。

      

THORENS TD190-2 /TP19を導入・・・(2009/3/31)

      

高級感はなく「質実剛健」




新型アームとロゴ入りシェル




カートリッジはMMのOrtophon OM10が付属




78回転もOK(使わないが)
個人的にフルオートでダストカバー付きでないとダメだ

私は700枚余のLPを所有するがここ十数年にわたってご無沙汰だった。LPはどうしてもジリパチのスクラッチノイズが入るし、CDと比べて操作性が良くない。私は音を鳴らしながらついうたた寝をしてしまうことが多いが、マニュアルのLPプレーヤーは片面がおわるとボツボツという音を出すので厄介だ。深夜に気がついたら、この状態で数時間経過していたということがよくあった。こうした理由で、LPはすっかりご無沙汰し、その結果LPプレーヤーも押入れに片付けたままとなっていた。

以前、評論家の江川さんがアイワのPX-E860という超ローコストプレーヤーを取り上げていたので、影響されて買ってみた。たしかに値段の割には驚くほど良い音だったが、今後ともLPをこのプレーヤーで聴いていこうという気は起きなかった。しかし、LPプレーヤーはお金をかけなくても結構いい音だという事実と、フルオートは便利だという事実はしっかり認識することとなった。

THORENSにはローエンドモデルでTD190-2 /TP23というのがあった。逸品館のHPで推薦されていたし、フルオートでカートリッジはオルトフォンのMM付き、値段も手ごろなので注目はしていた。しかし外観は安物くさく、買うのには躊躇していた。

さて今回これがTD190-2 /TP19にモデルチェンジされ、アームのみだが変更になった。この新型アームが実に良さそうで、シェルのロゴも格好いい。ピンと来たので買うことにした。決算特価とかで67000円ほどで手に入った。

早速鳴らしてみたのだが、これが驚くほどいい音なのだ。ある意味CDを聴くのがイヤになるくらいである。昔使っていたダイレクト・ドライブプレーヤーから格段の進化を遂げているのが実感だ。昔のプレーヤーは物量勝負でターンテーブルも本体もやたら重かったが、この製品は僅か6kg、トータルでのバランスで勝負していると思われる。つくりは安物臭いし、ピンケーブルも直出しだが、目に見えないノウハウが詰まっていそうだ。

再生音にも驚くほどの静寂感があり、スクラッチノイズも気にならない。

それに所有のLPだが30年と一世代経過して、アンティークとしてもいい味を出すようになってきている。70年代に回帰できるアイテムとして、趣味になりうる感じだ。

巷間のマニアがいまだにアナログといって騒いでいて、私は冷ややかに眺めていたのだが、その意味するところが今回よくわかった気がする。

ただし、個人的にフルオートでダストカバー付きでないとダメだ。市販の高級マニュアルプレーヤーは魅力的だが、お金を投じて買おうとは思わない。

      

CDは4500枚を超え、もはや買っても置き場がない!


CDラック(自作)

      

マイナーだがダイナベクターのスーパーステレオを導入している


スーパー・ステレオ・
プロセッサー

ステレオだけではステージ感の出方に限界があるため、ダイナベクターのスーパー・ステレオ・プロセッサーを98年に導入した。はじめはサイドSPのみだったが、現在はリアSPを加えてパラレル駆動している。ホールのサラウンド音響は定位より雰囲気なので、このほうが自然な感じだ。あくまでステレオにサラウンドを足す、というコンセプトである。本来はパッシブな室内音響ををアクティブにつくり出す感じなのだが、昔のDSP的な不自然感はない。モノラル録音でもステレオと同様に楽しめる。モノラル録音のほうが好き、と言えたらその装置はホンモノではないだろうか。

      

リアSPは壁掛けコーナー型が安定するし、スペース・ファクターもよい

      
リアSP左

      

ユニットは高音質・小型・軽量・安価と4拍子そろったFE83Eで決まり!

      
リアSP右

      

パラ接続していたサイドSPを撤去・・・(2015/9/5)

      
サイドSP左
サイドSP右
サイドSPはメインスピーカーとの干渉で功罪相半ばする感じがあるので、思い切って撤去した

      

プロフィール


杉本良明
1959年生。
大阪市西淀川区佃5-12-5-905
http://ja-jp.facebook.com/yoshisugimoto

専門:
システム開発と語学(英語・中国語)。
アマゾンの著者のページはこちらです。
ブログ―オーケストラ録音を聴くはこちらです。

家族:
妻(1963年生)
娘2人(1992、1995年生)

メールはこちらまで

オーディオ歴: 1973年から。
1977年には山水電気の派遣店員として、ニノミヤ無線の店頭で数ヶ月コンポを売っておりました。

曲の好み: クラシックのオケ物

私のスピーカー遍歴:
ダイヤトーンDS251(1973)→
オンキョーFRX-20バスレフ(1977)→
FE163のBH(1980)→
D7MKU[FE203Σ](1984)→
D55[FE208S](1994)→
FE83を使った共鳴管(1996)→
FE108Σを使った共鳴管(1998)→
FE83x4の共鳴管(1998)→
FE108ESを使ったBH(1999)→
ビクターSX-V7(2000)

紫字:自作です。20年以上自作で来ました。上記はおおまかな変遷で、数え切れないくらい作っては捨てを繰り返して来ています。フルレンジの軽い音に魅力を感じ続けて来ました。しかし20cmのフルレンジは中高音が粗く、8cmのフルレンジは低音の質が悪い。2000年からは市販品に宗旨替えしました。(ただ、宗旨替えした後もSPの自作には手を出しています。
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